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導入事例 献血現場の"IT化"が加速中。献血意欲の低下を阻止するSMS活用術

日本赤十字社は、世界192の国と地域に所在する赤十字運動を行う機関の一つ。1877年に設立された博愛社が母体となり、1887年に日本赤十字社へ改称。以後、現在まで130年以上にわたり、苦しんでいる人に手を差し伸べる活動を幅広く行う。
主な活動内容は、血液事業や赤十字病院の運営のほか、国内災害救護、国際活動など。

日本赤十字社

設立
1877年
従業員
67,478人

※2019年4月時点

日本赤十字社 血液事業本部 小島聡 様(右)、濱田雅俊 様(中)、戸井田豊 様(左)

CASE

課題
  • ハガキを使った案内の送付が、職員の大きな負担になっていた
解決策
  • 対象者の抽出から送信まで、AIX Message SMSを使うことで完全自動化
効果
  • 職員の業務負担"ゼロ"を実現
  • メールアドレスの再登録率が向上し、献血意欲の低下を防止

INTERVIEW

献血現場に導入された、先進的な取り組み

まず初めに、血液事業本部で行われている事業内容について教えてください。

小島様
血液事業本部では、健康な方から提供していただいた血液を、治療が必要な患者さんのいる医療機関へ供給するまでの一連の業務を担当しております。
平成30年度には全国で約474万人から献血のご協力をいただき、それをもとに製造した輸血用血液製剤約497万本を医療機関にお届けしました。
また、血漿分画製剤という血液中の血漿を原料としている製剤の製造メーカーへ原料提供を行っています。

日本赤十字社 血液事業本部 小島聡 様(2020年02月07日現在)


濱田様
血液事業は、献血してくださる方がいてこそ成立する事業です。そのため、広く献血の必要性を伝え、多くの方に献血していただくための取り組みは特に重要な業務であるといえます。

また、血液には保存できる期間に限りがあるため、ただ多くの血液を集めるだけではなく、年間を通して安定的に献血のご協力をいただき、血液を医療機関にお届けするための施策を行っております。

日本赤十字社 血液事業本部 濱田雅俊 様 と 公式マスコットキャラクター ハートラちゃん(2020年02月07日現在)

単純に献血する人を増やすだけではいけないのですね。
献血された血液が無駄になったり、供給できる血液が不足したりする事態を防ぐためにどのような施策を行っているのでしょうか?

小島様
安定的に血液を確保するために大きな役割を果たしているのが献血者(会員)向けのwebサイト「ラブラッド」です。


戸井田様
現在、「ラブラッド」には、約200万人の会員様にご登録いただいております。ここでは、献血の予約機能や、献血した血液検査結果を確認できる機能など、献血に関する情報や機能を網羅的に提供することが可能です。
血液の需給に合わせて募集をかけて、予約してから献血会場に来てもらうことで、必要な時に安定的にご協力をいただける仕組みを整備しています。

日本赤十字社 血液事業本部 戸井田豊 様(2020年02月07日現在)

 

SMSによる完全自動化で、大幅な業務量削減に成功

その「ラブラッド」の中で以前、大きな悩みの種があったと伺いました。

小島様
その通りです。これまで、「ラブラッド」の会員様向けには、メールで献血に関するご案内を送付しておりました。
しかしながら、一部の方にはメールアドレスの不通など何らかの問題でご案内が送付できておりませんでした。

献血に関する情報をお届けできないことは、献血意欲の低下につながると考えられます。そのため、ハガキを使ってメールアドレスの再登録を依頼していたのです。

しかし、このハガキを送る作業は、手動で対象者の抽出から郵送まで行う必要があり、時間と労力のかかる作業でした。そのため、現場からは改善を求める声があがっていました。

そこでSMSの活用をご検討いただいたのですね。

小島様
はい。いくつかハガキに代わる選択肢を並べたうちの一つがSMSでした。
最終的には、現場の時間や労力を解決する手段として、最も有効な手段であるSMSを採用することにしました。


濱田様
一度、配信の設定をすれば、その後は自動で対象者にSMSを配信できるため、完全に自動化することができました。
この自動化により、職員がこれまでハガキの送付に費やしていた時間や労力をゼロにすることができたのです。

大幅な業務効率化を実現

SMSの導入によって、職員の方の業務負担を減らすことができたのですね。
効果の面ではいかがでしょうか?SMSを活用することによって、メールアドレスを再登録する会員様は増えましたか?

小島様
メールアドレスを再登録する案内をハガキでお知らせした場合と、SMSでお知らせした場合では、大きな変化がありました。

ハガキでお知らせしていた時は、メールアドレスを再登録していただける方の割合は10%未満でしたが、SMSに切り替えたところ、再登録者の割合を20%まで引き上げることができました。
これは、献血意欲の低下を防ぐ目的において、非常に大きな成果であるといえます。


濱田様
また、ハガキでは、送付しても住所が変わっていた場合には案内を届けることができませんでしたが、SMSであれば携帯電話番号さえ変わっていなければ案内を届けることができます。この点も大きなメリットになっております。

日本赤十字社様 ビル内にて

 

苦しんでいる人を救い続けるために

いくつかの面でハガキよりも効率的な手段であったのですね。
では、今後、さらに血液事業本部内で力を入れていきたいことはありますか?

小島様
今後も、業務の負担軽減や効果的なプロモーションなどを行うことで、会員様にとっても職員にとってもよりメリットのある仕組みづくりができればよいと考えております。

皆様には是非お近くの献血ルームや献血車へ足を運んでいただき、献血後には「ラブラッド」へのご登録をお願いしたいと思います。

最後に、AI CROSSへ期待することや要望をお聞かせください。

小島様
大きな効果を実感できているため、引き続きSMSサービスを使い続けていきたいと考えています。
普段IT業界の情報を入手する機会があまりないため、AI CROSSからIT業界のトレンドなども共有していただけるとありがたいです。

ありがとうございます。
よきアドバイザーとなれるよう、これからも幅広い最新情報をご案内いたします!
本日はありがとうございました。

日本赤十字社

Text by Tetsu Shinohara


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